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ADV ZO6 #2 涙ぐましい軽量化偏
ボディー関係ではフロントフェンダーはメーカーからドライカーボンの軽量の物が装着されていますので、そのまま使用します。 ルーフのフレームはマグネシウム製でかなり軽いのですが、更に肉抜きして重量を削りました。 ルーフスキンはカーボンで製作です。(予算の関係でドライにはしていません。)FRPの一番外側の目に触れる所をカーボンの生地を使用して製作です。 FRPもレースファイバー屋さんが製作するのと街乗りの普通のファイバーやさんが製作するのでは強度や重量が全く異なります。 同等の必要強度で比べると、1/2~1/3の重量で製作が可能だそうです。 また、取り付ける為のブラケットなども考えておかないと、せっかく軽く出来上がった軽量化製品を付ける為に重くなってしまう事も有ります。 そして強度が出ていないと走行中に破損して事故になっては大変です! 実際に今後走行するであろうFSWなどのコーナリングスピードを想定して、『○G位かかりそうなので○Kgで耐えうる用に製作するには材質をこれにして、補強はこのように入れていく・・・』と言うような説明を受けながら検討して製作して頂きました。 今回 軽量FRPで製作したものは、
写真はフロントのフードヒンジですがまずはこれをアルミに変更した場合『どの種類のアルミ材を使用するか?どの位の厚みがいるか?現在の鉄製の物を軽量化した場合とどちらが軽くなるかな~』と検討します。 このヒンジの場合 材質を変更しても大して軽くならないのと、後方で開口するのでヒンジが破損した時のリスクを考えてノーマルから肉抜きして軽量化しました。 このように殆んどすべての部品を検討しなおして、重量を削れる所は必用強度を残して削っていきます。 失敗も沢山あって 中でも(4)のリアゲートは当初GM純正品を加工して使用の予定で作業していましたが、肉を抜きすぎて強度的にまったく使用不可に成り、丸一日の作業をゴミ箱にポイッ・・・・と言う事も有りました。 結局デフとトランスミッションのクーラーへの導風口を追加してFRPでの製作と成りました。 こんな作業を繰り返していたので普段見ることが出来ない部分の造作&この辺でどれぐらい軽くなるのか?の実際に計測した重量のデータを残す事が出来ました。 FRP&カーボンの製品が出来上がり、フィッティングが終了したらペイントです。 塗装よりフィルムの方が軽量です。 何より部分では損した時に『左のフロントフェンダー部分』とか一部分でデザインした物を出力して必要な部分のみのフィルムを印刷して単品供給してもらう事が可能です! 外装の最後の仕上げはP/Fの終わりの方であらためてご紹介させて頂きたいと考えています。 |